Busabase のセルフホスト
どのエディションが必要か、各デプロイ形態の運用コスト、そして実測したハードウェア要件 — 何かをダウンロードする前に判断できるように。
Busabase を自分で運用する理由は、たいてい 2 つのどちらかです。データを社外に出せないか、チームがこれを完全に自分たちのものにしたいか。どちらも正当な理由ですが、行き着くエディションは違います。
どのエディションか
| オープンソース版 | Premium | Enterprise | |
|---|---|---|---|
| 価格 | 無料(MIT) | $19 / シート / 月 | お問い合わせ |
| 承認エンジン、全ノードタイプ | ✅ | ✅ | ✅ |
| REST API・MCP・エージェント連携 | ✅ | ✅ | ✅ |
| ログインとユーザーアカウント | ❌ | ✅ | ✅ |
| 組織・スペース・メンバーのロール | ❌ | ✅ | ✅ |
| システム管理コンソール、監査ログ出力 | ❌ | ✅ | ✅ |
| API キーと Vault シークレット | ❌ | ✅ | ✅ |
| SSO / LDAP | ❌ | ❌ | ✅ |
| SLA と専任サポートエンジニア | ❌ | ❌ | ✅ |
オープンソース版は機能を削った Premium ではありません。同じエンジンで、ユーザー管理が最初から存在しないだけです — 1 台、1 人、ログイン画面なし。それで十分な人は実際に多く、あなたもそうなら、それを使ってここで読むのをやめて構いません。
2 人目がログインする必要が出た瞬間に必要になるのが Premium です。追加されるものはすべて、複数人が同じサーバーを共有することに関わります: アカウント、ロール、誰が何を変えたか、そしてそれらを管理する画面。
Premium はシート単位のライセンスで、席数 = このインスタンスにログインできるメンバー数です。ライセンスが期限切れになっても締め出されることはありません — インスタンスが読み取り専用になり、データは読めるしエクスポートもできます。ライセンスを参照。
どのデプロイ形態か
| オールインワン | Compose | Kubernetes | |
|---|---|---|---|
| プロセス | コンテナ 1 つ | 4 サービス | Helm chart |
| Postgres | コンテナ内 | 独立サービス | 自前 or クラスタ内 |
| オブジェクトストレージ | コンテナ内 | SeaweedFS サービス | 自前 or クラスタ内 |
| 向いている用途 | 試用、20 人以下 | 本番 | 大規模・規制の厳しい環境 |
| アップグレード | pull して再起動 | pull して compose up -d | helm upgrade |
| 状況 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
まずオールインワンから。docker run 1 回で済み、Busabase が本当に合うかを判断する最短ルートです。後から Compose へ移るのは「バックアップから新しいデプロイへリストアする」作業であって、移行プロジェクトではありません。
オールインワンイメージは Postgres をコンテナ内で動かします。組み込みの代替品ではなく本物の Postgres ですが、すべてが 1 つのコンテナのライフサイクルを共有します — named volume なしで docker rm すると、データベースも一緒に消えます。必ず -v busabase-data:/data を付けてください。
サーバーに必要なもの
空のボリュームでのコールドスタート実測値(2026-09-05、Docker 29.6):
| 最小 | 実測値 | |
|---|---|---|
| CPU | 2 vCPU | — |
| メモリ | 2 GB | アイドル時 548 MiB |
| ディスク | 10 GB | 初回起動後の /data は 50 MB |
| 開放ポート | 3000/tcp、8333/tcp | アプリ + オブジェクトストレージ |
| 起動時間 | — | docker run から /api/health 正常まで 24 秒 |
「最小」は実測のアイドル値をそのまま要件にするのではなく、余裕を上乗せした値です。アイドル 548 MiB というのが、メモリを 1 GB ではなく 2 GB としている理由です: その数字には同時アップロード、マイグレーション実行、負荷時の Postgres 自身の作業メモリの余地がありません。
Postgres がコンテナ外に公開されることはありません。オブジェクトストレージは公開が必要です: アップロードは presigned PUT、ダウンロードはリダイレクトで、ブラウザがストレージへ直接アクセスします(Busabase Cloud で S3 に対して行うのと同じ形)。両方を公開し、両方の前段に TLS 付きリバースプロキシを置いてください — Compose での本番構成を参照。
次に読むもの
- 試してみる → クイックスタート
- 本番投入 → Compose での本番構成
- 対象ネットワークがインターネットに繋がらない → オフラインインストール
- すでに稼働中でライセンスを入れたい → ライセンス